関浩二のブログ「家いろいろ」BLOG

2011.07.23

仙台の友人より NO.47

仙台の友人より NO.47

 仙台の友人<クボ>さんの 7/23の日記の転載。
「励ますということ」

昨日は、愛知の議員団の方達と津波の被災地へ。
伯母が住む仮設や100名近い方が暮らす避難所へ。
4か月も過ぎているのに、この状況なの?と驚かれていました。
移動する車中で3月11日の事を話すと
多くの質問を受けました。
議員団のみなさんが住む、自分の町で
もし、今回ような事が起こったらと思われたのでしょう。
思ってもいないような質問も多くでて
自分としても普段感じないような事を多く考えさせられました。
改めて人に伝える事って難しい事だなぁと感じました。
でも、現場を自分の目で見ると見えてくる事が多いようで
見る事の大切さも感じる、今日の被災地視察でした。
自分の中でも感じていた事があります。
それは避難所でのカウンセリングってどうなんだろうということです。
避難所でボランティアの方と少し話をしました。
常駐でおられるようなのですがあまり効果が出ないそうです。
カウンセラーの方の話は、素直に受けとってもらえない。
そんな中とても効果があったのが
法話だったそうです。
全国的に活動されているお坊さん達の会の人が
法話をしてくれたときに
今まで、生きる活力を失った人が
亡くなった人の分まで頑張ろうと思った話を聞きました。
東北、いや日本人として合う話なのかもしれません。
求めている苦しみから一歩進む力は
人の為にという慈悲から生まれてくるのかもしれません。
集団生活の中ではトラブルも多く
なかなか書ける内容ばかりではありませんが
でも人を思いやる心をもつことが
集団生活の礎だとも言ってました。
避難所ではルールが多くあります。
避難所開設時は40ページだったそうですが
今は10倍程になったそうです。
某番組でおきてのノートがでてました。
とてもタイムリーだったそうです。
知らない人々と共に生活する
それは励まし協力するからこそ
できる事なんだなぁと感じる一日でした。
大叔父の葬儀から慌ただしくすぎた1週間
少し心を失いかけていましたが
今日の視察でとても励まされた気持ちになりました。