関浩二のブログ「家いろいろ」BLOG

2016.01.26

ふるやさいせい。

ふるやさいせい。

今日(1/26)は変わった作業をしています。
土台と柱の下部が腐ってしまい、建物自体が下がり傾きが生じて、屋根に隙間が発生し、そこから雨漏りをしている状態の古い建物を再生させる工事です。
​曳家の宇津野組さんにお願いし、建物をジャッキアップさせて土台を入れ替えます。
宇津野組の社長の指示により、順番に建物を持ち上げ、柱の下部を切り落とし、腐った土台を取外し、新しい土台を引き直します。
この作業は数年に一度くらいしか行わない珍しい工事のため、他の現場に行っている従業員(大工)にも見に来るように伝えてあります。
伊勢神宮や名古屋城での工事経験をもつ社長の話だけでも勉強になります。
土台を入れ替え、傾きを直したら次は土間にコンクリートを打ち、建物の基礎を作ります。
その後、屋根を補修し、耐震補強をしていきます。
古家再生。貴重な経験です。