2011.01.19
いつものおばあさんです。
いつものおばあさんです。
今日(1/19)中に新聞知多版にて、美浜商工会野間支部の移動販売車の記事が出ました。
50周年事業の「ひがしうら1番」アンケ-トを産業祭りにおいて実施したさいに、「こんなお店が欲しい」という要望を尋ねる項目をつくっておきました。
高齢者から、近所に買い物ができるお店が欲しいという要望が多く見受けられました。
大型店の出店により、近所の小さな八百屋さんやさかな屋さんが店を閉め、買い物に不自由をしているそうです。
移動販売や朝市みたいなものが出来れば、高齢の方がたも買い物カゴを持って買い物を楽しむことが出来るのでしょう。
良いのは分かっているのですが、さて誰がやるのか?
コンビニでも宅配サ-ビスが実施されようとしています。
でも、安いだ高いだ、新鮮とれたてだのと店主とのやりとりも買い物を楽しむ要素だと思います。
美浜商工会の野間地区の活動は、すばらしい取組みだと思います。
個人が商売として立上げるには、採算の面での課題がのしかかります。地域力を生かした商工会での動きであれば、地産地消にもつながり、商品を提供する側の売上にも貢献できます。
よくよく考えていたら、わたしの祖母が40年も前から移動販売をやっていました。
石浜団地の5階建ての建物に向かって、「いつものおばあさんです」ってハンドマイクを持って叫んでいました。団地の人からは、農家の新鮮な野菜が手に入るので、「いつものおばあさん」って呼ばれて親しまれていました。
形が悪いトマトなどは、買い物についてきた子供へプレゼント。必然的に子供連れが多く、移動販売の車を囲みます。
母親から後半はお爺さんに運転手が代わりましたが、曜日と場所を決め、巡回販売してました。
お爺さんが運転に支障をきたすようになってからは、自宅の先にて無人販売です。
お客さんが来ると飛び出していくので、看板のみの無人販売でしたが、その後、各地で無人販売や産地直売などが盛んに行なわれるようになりました。
そんな祖母の商売に対するDNAは、父が受け継ぎ、その子供である私にも受け継がれて来ています。
今朝の記事は、1/28が命日の祖母が私のDNAを奮わせたのかもしれません。