2011.03.25
愛知県青連会長の日記より
愛知県青連会長の日記より
昨日(3/24)愛知県青連の第6回理事会が行われました。
この春役員改選のため、今年度の理事会は今回が最後です。2年間を共にしたみなさん ずいぶんと仲良くなりました。いいチームになったと思います。
そんなこともあり、今日は愛知県商工会青年部連合会の会長を2年間務めた 森瀬さんの3/19付の日記 「今こそ、便乗中止は避けるべきでは」 を転載します。
震災から一週間以上が経過し、テレビやネットなどから伝えられる情報のあまりの悲惨さに、
実はいまだに冷静で居れない状態です。私…。
世間では、様々なイベントが中止または延期となっているようです。
私の地元でも、春の祭礼中止が決定されました。非常に残念ではありますが、地域の長達が話し合いの末に決めたことですので、それに従うしかありません。
で、かなり個人的な意見としてですが、私達が今するべきことは、復興を全力で支援すると同時に、
地域活動や経済活動を止めないことだと思うのです。
被災地の方々は命を掛けて救援や復旧に尽力されている今は、当然、地域・経済活動などできるはずがありません。
日本全体という尺度で見た時、半分がストップしているのであれば、それを補うために、もう半分は今まで以上に頑張るべきで、同じように止めてしまっては、国そのものがダメになってしまいます。
居酒屋で飲んでいたり、祭りで騒いでいれば、周囲からは「不謹慎」と言われてしまうかもしれないけれど、
被災された方への配慮の気持ちを忘れず、この出来事が明日は我が身とわかっているなら、
そして、それが明日への活力になるのであれば、好きな事をすることも、伝統を守ってお祭りを続けることも、復興への一助を担うことになるはずです。
今募金したお金が、被災地に届けられるのは数ヶ月後だと聞きました。
慌てて乗った電車が、後発の電車に追い抜かれた時のような状態になる可能性もあります。
復興には膨大な時間とコストが必要になってくることは、誰でも容易に想像がつきます。
今すぐ何かをしたいと思うのは当然であり、できることからするべきだと思いますが、
今こそ冷静になり、長期的に感心を持ち続け、長期的に支援をしていくことが我々に課せられた使命であると考えています。
人の集まる場所で、できるだけたくさんの義援金を集め、現地または必要とする人に届けることができたらと思います。
その為にも、電力・燃料・資金・人力などのリソースに影響のない地域での便乗中止は避けるべきだと思うのです。
中止する判断というものは、おおきな決断力が必要になります。
反対に、そんな風潮を吹き飛ばし、実行する判断は、さらに大きな決断力・行動力が必要です。
費用を抑えて(規模を縮小させて)でも、実行出来れば、今まで以上に大きな成果も得ることも出来るでしょう。新たな知恵も出るでしょう。
トップに立つ人は、批判を恐れるのではなく、知恵を出し合い、出来る(実行する)可能性を検討してほしいと願っています。
そんなエネルギーは東日本にも届くと信じています。