関浩二のブログ「家いろいろ」BLOG

2011.04.12

仙台の友人より NO.17

仙台の友人より NO.17

 仙台の友人<クボ>さんの 3/11の日記の転載。
「1か月」

震災から1カ月が過ぎました。
感想はと聞かれたら
まだ3.11が続き、長い1日を過ごしている。そんな感じです。
悲惨な現場を目にし
悲しみにくれる人を見
一生懸命生きていこうとしてる人に勇気をもらい
再建しようとしている人を励まし
そして今、共に生きてる。
余震というには大きすぎる
揺れにおびえながらも
ここで生きていくためなら
耐えていくしかないと今は思っている。
自分を育ててくれたこの地を
やはり離れることは自分にはできそうにもないから。
避難所では今も安住を求め
歯を食いしばってます。
小さな避難所に物資を運ぶ人が言ってました。
人は孤独には耐えられる。
でも孤立には耐えられないと。
誰かが支え守っていかなければいけない。
そしてある医師が言ってました。
太く短い支援より細く長く続けてくれる支援をと。
自分たちの活動も同じで
支援を求めている方々に、長く接してあげられるかどうか
そこが肝心であると。
避難所はたび重なる余震で、ストレス等から免疫が落ち感染症が流行し始めました。
隔離部屋を用意している避難所も出てきました。
個々を尊重し、生活を取り戻しそして笑顔を取り戻す事が
今はとても必要なのだと。
復興の糸口はそこに住む人の元気なのだから。
たび重なる大きな余震。
自分たちが経験している大きさの地震が
他地域で起こると
大丈夫だろうか。ケガとかしてないかなと
とても不安になります。
今日の6弱の余震にも福島、茨城の方達は
大丈夫なのだろうかと心配になります。
東日本の震災を教訓に、日々の防災の意識を高めてほしい
我々が受けた被害を対岸の火事と思ってほしくない
それは、地震列島日本に住む者として
どこで起きてもおかしくないことだから。
1カ月の節目として、またテレビで震災の映像を見ることでしょう。
是非、自分に置き換えて考えてほしい。
自分の身と、大切な人を守る一歩になると信じているので。
突貫工事をやりながらも、震災後1か月経ったのだと分かっていました。
ムリな仕事でも、今、自分は仕事が出来るという喜びを感じていました。
被災地で苦労をしている方からすれば、うらやましいことだと。
だから 弱音は吐かないように努めていました。