関浩二のブログ「家いろいろ」BLOG

2011.06.21

仙台の友人より NO.36

仙台の友人より NO.36

 仙台の友人<クボ>さんの 6/21の日記の転載です。
先に私のコメント。<クボ>さんそれはあなたの人間力なのです。
「仲間」

今月、東京からハチコジさんの来県から始まり
石川の直前会長はじめとした全国副会長さん
茨城のU:Gさん、新潟のゴトブロさん、
そして愛知のととまるさん、高知のかれっく!さん
多くの方が宮城に入って物資を届けてくれたり
ボランティアに入っていただきました。
本当にありがとうございます。
正直に話せば、先月から日記を書くのが辛くなってきました。
同じ県でも今も大変な生活を強いられている沿岸部と
普通の生活を取り戻しつつある自分が住む地域。
避難所や支援物資を預かる商工会へ物資を届けて
被災地の現状を聞いて日記に書いているのですが
そのギャップに少し苦しんでました。
自分が書くと言うことはただしいのだろうか?
そんなことをかんじてました。
そんなことを来県した方に率直にぶつけてみました。
みなさんの答えが一緒だったことに少し元気をもらいました。
自分の日記も少しは役に立っていることを
感じることができたのでまた頑張りたいと思います。
さて、仮設住宅の問題がすこしづつ出てきました。
場所によってはライフラインがそろってない仮設があることを書きましたが
急ぎの仕事で作っているため、雨漏りやら虫が家に入ってくるそうです。
なかなか快適な生活環境とはまだ言えない状況なんですといってました。
避難所では、熱中症対策と、ハエの大量発生、衛生面の問題が起きてます。
ここのところの暑さで体育館なども温度が上昇し
水も不自由なところでは水分の補給等をしっかりしなければ
大変なことになるといってました。
小型の扇風機や温湿時計の設置なども必要な状況です。
ハエは、浜の近くということもあり、魚の腐敗等が多く
現在大量に発生しているそうです。
感染症等が心配され、調理や食材管理が徹底するように指導され始めました。
ただ、食材を管理する冷蔵庫等が足りない場所もあるようで
急ぎの対応を求められているようです。
衛生面として、梅雨の時期を迎えるにあたり
布団のダニ対策が進められ始めてます。
トラックを大型乾燥機として改良したものが走り始めました。
15枚の布団を一気に乾燥できるそうなのですが
外に干せない衣類が出てくると必然的に室内干しになることで
さらに住環境にも影響が出てきそうです。
簡易の乾燥室等も必要になるのかなぁとかんじてます。
最後に避難所に物資を届けて思うことがあります。
みなさんが届けてくれた物資を大切に管理してくれていることです。
先日お届けした作業服には刺繍がされていました。
刺繍が入ってますがいいですか?ときいたら
こんな状況なんで仕事してないけど、なんかここの会社で
働いているような気がしていいんだよと言われました。
思ってもない言葉に胸を打たれました。
プチトマトを「あまぐてうまいごと」とほおばる年配の方達。
宮城出身で愛知の方からの支援なんですよというと
「こんなにおいしいもの食べられるんだからわだしたち幸せだな」と
聞いた事をこのようにしか伝えられませんが
そのように受け取ってもらってます。
支援くださっているみなさんにお伝えしたい被災地の声なんです。
みなさん、本当にありがとうございます