関浩二のブログ「家いろいろ」BLOG

2011.07.07

仙台の友人より NO.44

仙台の友人より NO.44

 仙台の友人<クボ>さんの 7/6の日記の転載。
「仮設住宅」

仮設住宅が建ってきました
でも誰も住んでない仮設住宅がまだ多い事を御存知ですか?
避難所にまだまだ人がいるのに
早急に建てたことでの立地条件や生活条件が厳しい方が
多いということを是非しってください。
仕事をしている人が仮設に住むことによって
仕事場から離れてしまう方も多い。
安全面という観点から高台に作られたりしているため
避難所からなら徒歩で通える仕事場が
仮設住宅からはなかなか通えなくなってしまう。
仕事を失ってしまう人もいるのです。
何甘えたことをと言う方もおられますが
車が無かったりバス等の交通機関の利便性が乏しかったり
そういうことでためらう方もおられます。
また、足腰の悪い御老人が高台の仮設に移動すると言うことは
普段の生活に支障をきたすことも多いのです。
段差のある階段を上り下りすることは大変なことです。
仮設に移ると言うことは、自分の生活は自分ですべて行うと言うこと。
買い物や病院に通う事に不便を感じることを考えると
まだ、避難所での生活の方が楽と言うことです。
コミュニティという事でも、あまり知らない方のそばで暮して
いけるのだろうか?
壁が薄い場所でプライバシーは守られるのだろうか?
様々です。
大きな家屋敷に住んでいた方にとっては
小さく不安に感じることも。
いろいろな要素があります。
鉄板むき出しの仮設で、この暑さの中エアコンをつけない方が
多いそうです。
年金暮らしで、この仮設での生活にいくらかかるのかわからない。
エアコンは電気をとても使うから使っていくらの請求がくるのか
心配とのことでした。
この不安要素を早く消してあげることが
今後の避難所生活をよりよくする因になるのではないでしょうか
そんなことを思います。
避難所暮らしから抜け出せて良かったねの声の先には
このような不安の中生活している方もおられるのです。