関浩二のブログ「家いろいろ」BLOG

2011.03.19

仙台の友人より②

仙台の友人より②

仙台の友人<クボさん>の3/18付の日記「避難所の話」から 転載します。

昨夜、1週間ぶりで石巻の友人と連絡が取れました。
乳飲み子がいる家庭
精神的な影響と食糧難で奥様は母乳が出なくなったそうです。
おなかを空かせて泣く赤ん坊
避難所では500名近い方が協同生活を強いられている中で
怪訝そうな顔をするかたも
奥様は子供が泣くたび寒空にでて子供をあやし続けていたそうです
子供が泣き、外へ出ようとするとあるお年を召した男性が
大きな声でこう言ったそうです。
「赤ん坊も一生懸命働いてんだ」「泣ぐごどが赤ん坊の仕事なんだがら」
「泣いても気にすることねぇんだがらな」
そのときから、まわりのかたの対応がかわったそうです。
子供の為に、さ湯をもってきてくれたり
少ない毛布を子供の為にあづけてくれたり
その奥様は泣がとまらなかったそうです。
彼は、家も財産も失いました。
でも、この地でまた暮らそうと決めたそうです
このような話が多くの避難所で広まってくれれば
大変なときだからこそ、思いやれれば
そんな風に思ってます。
先日山形の神林直前会長が会社に来てくれました。
いろんな物資を携えて
本当に神林さんありがとうございます。
その中にミルクやおむつもあったので
きょう石巻にいく方に託しました。
東京の小島会長からは、
会社の寮があるから使ってくれと
お話を受けました。
富山の春田さん新潟の後藤くん、茨城の椎名くんも
宮城に物資を届けたいと言ってくれました。
「お気持ちだけ頂きます」と伝えました。
家で待つご家族を考えると、今被災地にきて
ご家族を不安にさせたくないので。
もう少しお時間をください。
今は、全国の青年部の優しさに感謝しかできません。
本当にありがとうございます。
商工会青年部は、地域に根を張り、地域に花咲き、地域に実を落とす団体
是非、地域の部員の皆様を大切にしてください。
茨城、福島、宮城、岩手、青森、山形、北海道が経験したこの災害を
教訓に地元でも助け合える組織づくりをしてください。
亡くなられた方々、復興に立ち上がろうとする人々の想いを
無駄にしないでください。
お願いします。