2011.06.20
報告④ まとめ
報告④ まとめ
<復興支援物資輸送 まとめ>
今回の震災において、多くの方に支援物資の提供を呼びかけ、多くの方に賛同をいただき、沢山の支援物資を届けられたことには感謝しています。
ただ、これで良かったのか 私の中での迷いもあります。
限られた時間でしたので、あえて今回はボランティアまで出来ないのは承知の上の行動でした。
支援の仕方にもいろいろな方法があるのも分かっているつもりでいます。
ただ、本当にこれで良かったのか?
自己満足にすぎないのでは?偽善者になっているだけなのでは?
考えれば考えるほどわからなくなります。
町が震災前の状況に戻るというのは不可能だと感じました。
ガレキの撤去は進み、整然と片づけられ、利用できない広大な空き地がうまれ、田畑も塩害により作付出来ずに荒れていくでしょう。
生き残れた人は、何も出来ないことから生きる希望を失い、自身の存在価値も見失い、自害する人もこれから多くでるでしょう。
仮設住宅の建設が進み、自己完結による生活になれば、わずかな義援金や補償金により生活保護も打ち切られ、生活困窮者が急増するでしょう。
今、被災者に本当に必要なものは何か?
それは、仕事だと思います。働く場所、働く環境の整備じゃないかと思います。
漁師の方がいきなりネクタイをしめてサラリーマンにはなれませんが、力仕事なら可能だと思います。
過疎地化している地域には、多くの高齢者がいます。
今までのご近所つきあいのコミュニケーションが大事になってきます。
避難所生活で生まれた共同生活も淋しさをまぎらわす力になっているように思えます。
グループホームのような復興が出来れば、孤独死の抑制につながるはずです。
今回、クボさんや佐藤青年部長さんとの会話から、地域でのコミュニティーの重要性を再認識しました。人間力の繋がりの強さは、ソフト面での耐震対策に効果を発揮するでしょう。
私のこれからの仕事は 「まちずくり」。 そして 仙臺四朗のように生きること。